10数メートルの道の途中は 宙へとつながっている
うん ドラえもんのポケットの中みたいね
その短い距離には 木々がおおいかぶさり
すべての空は こもれ日とともに 枝葉のすきま
すべりこむ自転車を とりかこむ虫の音が ・・・ トウメイになる
すーっと
ふと 重力を失うカンカク
でも ほんの一瞬のできごとで
すぐに あっち側の世界はやってきて
なにも確かめられないまま わたしは会社にいそぐのです
行きと 帰りと 数秒間の異空間
よく分からないけど わきあがるのは感謝のキモチ
どうしようもなく素直にうれしくなるの
キョウモアリガトネ